シュタインハイル社は、1901年にミュンヘン郊外にゼントリンガー光学ガラス工場(SentlingerGlasWerk)を設立し、ベルリンのC.Pゲルツ社(C.P .GoerzA.G)を主な供給先とした。後にこのガラス工場はC.Pゲルツが大株主となり、1915 年にはゲルツの光学ガラス工場としてベルリンに移され、第一次世界大戦で使用された全ドイツ軍の光学兵器の80%を供給した。
ゼントリンガー光学ガラス工場は、イエナのショット社に対して唯一対抗出来る存在であったが、ドイツ敗北後のベルサイユ条約ではC.Pゲルツ社とゼントリンガー光学ガラス工場での軍需生産は縮小を科せられ、急速に経営が悪化した。その結果、1926年のツアイス・イコン社設立時に、このガラス製造工場は合併協約によって閉鎖された。
ハルトムート・ティーレ著、竹田正一郎訳・編集『ドイツ・写真用レンズメーカーの全て』シュタインハイル編
ゼントリンガー光学ガラス工場が製造する光学ガラスは、イエナのショット社に対して唯一対抗出来る存在であり、有名なものとしてはライツ社の初期のライカA用レンズ(Leitz-Anastigmat、Elmax、及び極初期のElmar)がゼントリンガー工場製の光学ガラスを使用していたのはよく知られているところである。
デニス・レーニ著『ライカコレクターズガイド』
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